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ご挨拶

神戸大学医学部保健学科長、神戸大学大学院保健学研究科長 安田 尚史  神戸大学医学部保健学科は、昭和24年(1949年)に設置された兵庫県立医科大学附属高等看護学院を前身とし、その後、昭和44年(1969年)に神戸大学医学部附属衛生技師学校が設置されました。 昭和53年(1978年)に現在の名谷地区に移転し、昭和56年(1981年)10月には神戸大学医療技術短期大学部が発足し、看護学科、理学療法学科、作業療法学科が、昭和58年(1983年)には 衛生技術学科が再編設置されました。平成6年(1994年)10月には、現在の4年制の神戸大学医学部保健学科(看護学専攻、検査技術科学専攻、理学療法学専攻、作業療法学専攻)となりました。 平成11年(1998年)からは、神戸大学大学院医学系研究科の設置とその後の改組を経て、平成20年(2008年)には、神戸大学大学院保健学研究科が設置され、医学系研究科から独立致しました。 また、平成28年(2016年)から、助産師・保健師の教育が大学院教育に移行致しました。 1学年の学生定員は平成30年(2018年)から増員され、大学院博士課程前期課程64名、後期課程25名で、大学院保健学研究科には基幹3領域 (看護、病態解析、リハビリテーション科学)と融合2領域(地域保健、国際保健)の併せて5領域からなっています。今や、学部、大学院の規模的にも、また学生の資質や 教員の教育研究レベルからも、我が国の保健学専攻を持つ大学の中でもトップクラスのレベルであると言えます。
 今日、このように保健学科・保健学研究科が発展し、多方面からの信頼を築き上げてこられましたのも、1949年の兵庫県立医科大学附属高等看護学院の開校から、高邁な理想を掲げて、 一歩ずつ着実に前進してこられた教職員の方々のご尽力と現在までに、医療界、学界、産業界でご活躍されてこられた8千名近くもの卒業生の皆様のお陰と、心より感謝申し上げます。
 一方で、近年の国立大学を取り巻く社会環境は、極めて厳しい時期に入っております。 平成16年(2004年)の国立大学の法人化以降、大学の基盤であります国からの運営費交付金は毎年減額され続けており、その影響は、保健学科・保健学研究科でも教育、研究から教員採用にまで及んでおります。 それに対応するためには、外部資金の獲得等の自助努力が必要となっております。教員は、外部資金の獲得に奔走しており、教育研究にも影響が出ることが懸念されます。 しかし、このような状況下であるからこそ、保健学科・保健学研究科の教員一同は、教育・研究の体制を改革すべく取り組んでおり、学生にはさらにより良い教育・研究ができる環境を提供したいと決意を新たにしております。
 神戸大学医学部保健学科において令和元年(2019年)が創基70周年にあたることを祝した創基70周年記念事業の実施は、保健学科・保健学研究科の教育と研究をさらに充実したものにすることを目的としています。 この取り組みを通じて、学生の教育・研究の環境を整備して、学生により良い場を提供することは将来の医療界、学界、関連する産業界に対して大変意義のあることと存じます。
 つきましては、この意義のある記念事業を実施するための資金を募ることと致しました。募金目標金額は5千万円、募金期間は令和3年3月までを予定しております。同窓生及び元教員・関係者の皆様、関係病院・企業・団体の皆様に、お力添えを賜りたく、 何とぞこの趣旨にご賛同くださいまして、本目標達成に格別のご高配を賜りますよう、切にお願い申し上げる次第です。

神戸大学医学部保健学科長・大学院保健学研究科長
安田 尚史

お問合せ先

神戸大学大学院保健学研究科
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神戸市須磨区友が丘7丁目10番2
TEL:078-796-4502
FAX:078-796-4509
E-mail:
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