メッセージ |
身体・精神に障害を持つ対象者の社会的自立に役立つ研究を目指しています。特に高次脳機能障害については、脳イメージングを用いた基礎研究による脳機能とその障害の解明、諸外国より後進の地域支援システムの構築などに関心を持っています。研究は、対象者の方を中心とし、対象者の立場に立った、対象者に役立つ研究を、チームを組んで行うべきだと思います。今後はさまざまな分野の専門職の方との共同研究、国際的な地域研究などにも取り組みたいと考えています。 |
研究テーマ |
1.質的エラー分類を用いた失行症の動作・行為分析 2.種々の高次脳機能障害の特性を検出する評価法の開発 3.脳イメージング法を用いた高次脳機能障害の障害特性の基礎研究 4.高次脳機能障害等身体・精神障害者の社会的支援に関する研究 5.身体・精神障害者の社会的自立を促すための環境手段の開発 |
社会活動 |
1.日本高次脳機能障害学会監事・評議委員・Brain Function Test委員会 失行失認検査法講習会運営小委員会委員 2.高次脳機能障害作業療法研究会代表世話人 3.認知リハビリテーション研究会世話人 4.独立行政法人 高齢・障害者雇用支援機構 障害者職業センター 「雇用管理サポート」専門員 5.京都府高次脳機能障害者支援連連絡会議委員 |
最近の主な著書 |
1.「視覚失認」高次脳機能障害学会マエストロシリーズBリハビリテーション評価、 2.「高次脳機能障害に介入するとはどういうことか」高次脳機能障害学会マエストロシリーズCリハビリテー介入、 3.「機能障害別アプローチの実際−動作の高次脳機能障害−」作業療法学全書第8巻作業治療学5. 高次神経障害、 4.「高次脳機能障害」 創る・楽しむことの障害とアプローチ、 5.「失行症」よくわかる失語症と高次脳機能障害、6.「援助法とその実際−身体障害・脳血管障害」作業療法学全書 作業療法技術論2 日常生活活動、7.「精神機能的側面の評価法−知能の評価−」図解作業療法技術ガイド5 8.「高次脳機能障害」職業リハビリテーション入門 |
最近の主な論文 |
・1失行症例にみられた動作・行為の特徴 ・視覚失認 ・失行症者の動作と行為の特性に関する研究(学位論文) ・半側無視例に対する視覚走査訓練の効果の分析 ・離断症候群の症例に対する言語的行動調整の試み ・高次脳機能障害者の就職を妨げるものー失行、失認、記憶障害、性格の変調等 ・観念失行の作業療法−行為処理過程分析に基づく訓練とADL・APDLへの展開 ・高次神経障害者の職業リハビリテーション−現状と課題 ・右半球障害について-特に左半側無視の多様性とその捉え方を考える− ・注意・集中力障害 検査法と訓練 ・失認症例のアクティビティに見られる障害と適応 ・両側頭頂葉損傷後に道具操作に障害を来した症例の脳活動の変化について ・Awareness in Apraxia and Agnosia ・COGNITIVE REHABILITATION OUTCOME OF NEUROBEHAVIORAL DISORDERS AMONG 3 PATIENTS WITH ORBITOFRONTAL LESIONS. ・遂行機能障害の評価 ・遂行機能障害への作業療法 |